標準治療とは? 

標準治療とは信頼性の高い数々の臨床試験の結果をもとに、世界の専門家によって作成されたガイドラインに基づく治療のことです。
乳がんにおいては、手術や薬物療法、放射線療法に関するガイドラインがあり、日本乳癌学会やアメリカのASCO、NCCNなどによって作成されています。それらに基づき、個々の癌の進行度や性質に応じて、さまざまな治療方法を組み合わせた包括的な医療が必要となってきます。よって現在では、医師個人 の偏った経験や医療施設独自の方法にて治療が行われることは少なくなってきました。

テレビやインターネット、書籍などで、様々な情報が氾濫しているため、一般の方はどれが正しい情報なのかしっかり見分ける力を身に付ける必要があり ますが、その際に有用なものがガイドラインです。NCCNガイドラインは日本語訳が日本乳がん情報ネットワークにて公開されています。また日本乳癌学会で作成された乳がんの患者さん向けガイドラインが金原出版より出されており、大変充実した内容となっています。ガイドラインに沿った医療を受けるように心がけましょう。

但しガイドラインは全ての患者さんを網羅できるというわけではなく、一部の患者さんには専門医でさえも治療方針に迷う事もあります。そこで、当院で は複数の専門医や他職種による早朝カンファレンスを定期的に開催して、より最善の治療を検討し、実際の診療に役立てております。

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