無痛性甲状腺炎 

甲状腺に何らかの原因で痛みを伴わない炎症が起きた病態です。蓄えられていた甲状腺ホルモンが溢れてきますのでFT3, FT4が高値になり、動悸、息切れ、手の震えなどの甲状腺機能亢進症状がみられます。 TSHも抑制されていますので、バセドウ病と似た検査所見になりますが鑑別方法はTSHレセプター抗体や甲状腺刺激抗体が陰性であること、甲状腺ヨード摂取率が低値であることです。
この病気の患者さんには背景にほぼ100%橋本病があるといわれています。出産後にも多くみられますが、出産と関係なくみられることもあります。もちろん男性にもみられます。時間が経てばホルモン値は自然に正常化しますので機能亢進症状が強くなければ治療は不要です。再発することがあり、とくに出産後に高頻度にみられます。

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