乳がん治療(診断・手術・放射線治療・薬物療法)をトータルに提供します。

さがらパース通りクリニックは、がん放射線治療の最先端装置「フォーカル・ユニット」を九州で初めて導入、名実ともに乳がんのトータルな治療を提供します。また全国的に病床数不足が慢性化している甲状腺疾患治療のアイソトープ治療の専用病室も設置し、ニーズに応えます。
放射線治療器「フォーカルユニット」 1F
2007年3月より、乳房温存術後の転移乳がん再発を防止するため、CTとリニアックを組み合わせた放射線治療器(フォーカルユニット)が稼動致します。
放射線治療
甲状腺ヨード治療(アイソトープ治療) 3F
アイソトープ治療
放射線外来・画像診断センター 3F
手術前・手術後の画像検査、手術後で投薬治療を終えられた患者さんの画像検査・診察を行います。
放射線治療患者さん専用病床 4F
Q&A
放射線診療センター開設の抱負

放射線科の役割には大きく、CT、マンモグラフィをはじめとした検査のための画像診断と放射線治療があります。これまで相良病院での放射線治療は、他施設に依頼しており、患者さんにもご迷惑をおかけしていました。1月にオープンする新クリニックでは、画像診断装置に加え、放射線治療にも本格的に取り組み、最先端装置「フォーカル・ユニット」を鹿児島で初めて導入します。今後は、診断・手術・放射線治療・薬物療法といった一連の乳がん治療すべてを博愛会内で完結することになり、放射線治療導入の意義は大きいと考えます。多くの患者さまにしっかりと対応できる体制を整えたいと思っています。
乳がんにおける放射線治療について

がんの転移・再発予防や低侵襲治療を目的とした放射線を照射するケースが増えています。また放射線治療は術後のほか、早期がんから緩和ケアまで幅広いニーズに応えることができます。放射線治療は通常の場合、5〜6週間を1クールとして1週間に5日、1回あたり1分間程度、放射線を照射します。2方向から15分程度。この照射は、乳房のみに限られるため、抗がん剤のような激しい副作用も心配なく、白血球減少や貧血などの副作用はほとんど起こりません。放射線治療は外来でも実施が可能ですが、パース通りクリニックでは離島や遠方の方の利便に応えるために、専用の病棟(16床)を用意しています。
甲状腺疾患の放射線治療について

そうです。代表的な甲状腺疾患であるバセドウ病に対する「アイソトープ治療」の場合、放射性ヨード(I-131)のカプセルを内服するだけの治療で、通常は外来でも可能です。 しかし甲状腺がんに対するアイソトープ治療となると、一定量以上の放射性ヨードを使用します。このため外部遮蔽レベルの高い専用の環境が必要となります。こうした病室は、これまで県内では鹿児島大学病院にしかありませんでしたが、さがらパース通りクリニック内に2床を新設します。博愛会を受診される甲状腺疾患の受診患者さまが増加している中で、内科・外科・放射線科の診療体制が充実することになり、より専門性の高い医療が提供できます。
検診などに使用される画像診断について

新クリニックには、「マルチディテクターCT」が新しく導入されます。何百枚もの大量の鮮明なCT画像を速くきれいに撮影することができるので、乳腺、甲状腺に対する術前検査としての有用性と質が高まります。博愛会の画像診断については、基本的にはすべてをさがらパース通りクリニックで担当します。また、他院では縮小傾向にあるRI検査(核医学検査)についても、当院では2台を稼動し充実をさせます。
これまでは、当院における放射線科は、乳腺科や甲状腺科の補助的な役割でしたが、今後は、その役割もしっかりと担いながら、他の病院からも画像診断の依頼を受けられるシステムも確立したいと思っています。またこうしたハイレベルの環境をより生かすために、専門医の教育機関としての役割も担っていきたいと考えています。
放射線科
当院の主な画像診断
CT・乳房造影検査
CT検査は、X線とコンピュータを用いて人体の断面像を作成し、その画像を診断します。全身のどの部位でも検査ができます。CT検査には、単純CT検査と造影CT検査があります。当院の造影検査は、乳がんの広がりを調べるために「乳房造影検査」を行っています。造影剤は静脈から注射しますが、ヨードアレルギーや喘息の既往歴のある方は、造影剤による副作用の発生率が高いので、極力使用を控えます。腎機能の低い方も、造影剤による負担がかかるため使用を控えます。
RI検査(核医学検査・シンチグラフィー)
副作用…放射性医薬品による副作用は非常に少ないといえます。また放射線量も、ごく低いもので心配ありません。
当院での主な検査名 |
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対象臓器 |
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検査する最も典型的な疾患 |
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骨シンチグラフィー |
全身の骨 |
がんの骨転移 |
甲状腺シンチグラフィー |
甲状腺 |
甲状腺機能亢進症 |
ガリウムシンチグラフィー |
全身 |
リンパ腫、炎症 |
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当院では、CT画像とRI画像との重ね合わせた「Fusion(フュージョン)」)という特殊な検査を実施しています。形態画像であるCTと機能画像のRIを重ね合わせることで、生理的集積部位と異常集積部位との識別がよりできるようになり、異常集積部位の発見がしやすくなりました。