永田 理恵(ながた りえ)

婦人科
患者様に寄り添い、個々のライフステージに合った適切な医療を提供していければと思っております。皆様に安心して受診していただけるよう、産婦人科医として、日々精進して参ります。
経歴
- 順天堂大学医学部卒
- 順天堂医院・順天堂大学医学部附属浦安病院
- 越谷市立病院
- 順天堂大学医学部附属練馬病院
- 医学博士
所属学会・資格
- 日本産科婦人科学会 専門医
- 日本婦人科腫瘍学会
- 日本女性医学学会
- 日本東洋医学会 専門医
患者様に寄り添い、個々のライフステージに合った適切な医療を提供していければと思っております。皆様に安心して受診していただけるよう、産婦人科医として、日々精進して参ります。
月経異常、性感染症、更年期障害など、女性特有の症状やお悩みに寄り添った診療を心がけています。お気軽にご相談ください。
当院では、簡便でありながら、高い整容性を保つことのできるSuture Scaffold 法という再建法を乳房温存術に取り入れています。
国内外において、まだ実施している施設が少ない再建法であることから、421例を対象とした患者満足度調査を実施しました。
当研究により、乳房温存術後にSuture Scaffold法を受けた患者さんは、乳房形成術を行ってない患者さんよりも満足度が高く、また、Suture Scaffold法は乳腺フラップ法(乳房形成術の一種)よりも出血量が少ないということも分かりました。
Suture Scaffold法は患者さんの満足度も高く、合併症も少ないため、乳腺外科医が乳房形成術の選択肢の一つとして習得すべきオンコプラスティック手技です。
- 論文抄録 -
背景
乳房温存術(BCS)後に良い整容性を得ることは、患者の満足度を向上させる。Suture Scaffold法(SST)は,形成外科のトレーニングを受けていなくても,すべての乳腺外科医が実施可能な乳房再建術である。
目的
SST、乳腺フラップ法(BGFT)、乳房形成術なし(NOT)の間で、BCS後の患者満足度、出血量と手術時間を比較することを目的とした。
方法
本研究は前向き、単施設、横断的研究である。2017年8月から2019年9月までに当院でBCSを施行した全患者を対象とし,cT3腫瘍の患者,乳頭切除術や両側乳房手術を受けた患者を除外した。患者満足度のスコアとしてメモリアルスローンキャタリングがんセンターが開発したBREAST-Qを使用した。
結果
全体で421名の対象患者を確認した。NOTは47名(11.1%),BGFTは231名(54.8%),SSTは143名(33.9%)に行われていた。多変量モデルでは、SSTはNOTよりもBREAST-Qスコアが有意に高く、BGFT と同等であった。出血量はBGFTと比較してSSTで有意に少なく、手術時間は両手法で差がなかった。
結論
SSTの患者満足度はNOTよりも高く、BGFTと同程度であった。SSTはすべての乳腺外科医が実施可能な乳房形成術であり、乳房形成術を行っていない症例と比較し出血量と手術時間は増えなかった。
社会医療法人博愛会 放射線技術部では、マンモグラフィ・超音波検査などの乳がん検診から、CT、MR-PETなどによる画像検査、核医学検査、放射線治療等に携わる診療放射線技師の中途採用を行っております。
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東京大学出版会が発行する「臨床倫理の考え方と実践」に、社会医療法人博愛会 顧問 江口惠子看護師が「患者の意向を尊重したACPの進め方」と題し寄稿いたしました。
臨床倫理の考え方と実践
医療・ケアチームのための事例検討法
清水 哲郎 編 会田 薫子 編 田代 志門 編
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