社会医療法人博愛会 相良病院を代表とするコンソーシアムは、経済産業省 令和3年度「フェムテック等サポートサービス実証事業」補助事業者に採択されたことを受け、法人向けオンライン健康相談サービス『フェムラインかごしま』を2021年10月中旬より開始しました。

フェムラインかごしまは、医師による遠隔健康医療相談サービスです。コロナ禍で「病院を受診すべきか悩む」「受診を控えてしまう」という働く女性に対して、医師がオンラインでアドバイスを行うことにより、適切な受診判断を支援します。また近年、健康経営の取り組みとして、女性の健康問題への関心が高まる中、協力企業の女性社員にオンライン相談窓口を提供することで、その効果を検証します。

実証事業期間は、2021年10月から2022年2月までです。なお、実証事業期間中の遠隔健康医療相談サービスのご利用は、協力企業の女性従業員の方に限らせていただきます。


フェムラインかごしま 遠隔健康医療相談サービス 実施医療機関

  • 社会医療法人博愛会 相良病院(代表団体/乳腺・婦人科相談担当)
  • 医療法人真栄会 にいむら病院(女性泌尿器科相談担当)
  • 医療法人浩聖会 セイコメディカルビューティクリニック(美容皮膚科・美容外科相談担当)
  • 医療法人仁知会 竹内レディースクリニック(妊娠・不妊等の相談担当)

協力企業

  • 明石屋菓子店
  • 指宿白水館
  • 鹿児島銀行
  • 南日本総合サービス
  • 山形屋

サービス開発・サポート担当

  • 株式会社code

実証事業の内容

協力企業5社で働く女性従業員約3,800名を対象に、医師による遠隔健康医療相談サービスを提供します。相談に応じるのは、県内の医療法人4団体の医師です。オンラインによる健康相談を通じて、女性特有の健康の悩みや職場の環境課題、サービスの需要などを検証していきます。

また、働く女性と経営者・管理責任者にアンケート調査を実施し、当事者である女性だけではなく、周囲の理解や問題意識、サポート体制に関する調査も行います。

なお、調査結果や利用後アンケートをもとにサービスの改善を図り、実証事業終了後のサービス継続・拡大を目指します。

令和3年度フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金 補助事業について

本件に関するお問い合わせ先

フェムラインかごしまに関するお問い合わせは、下記のお問い合わせフォームよりお願いいたします。

https://femline.jp/member/contact

フェムラインかごしま WEBサイト

プレスリリース/フェムラインかごしま実証事業を開始


ハースト婦人画報社が発行する「婦人画報」2021年11月号で、相良病院 放射線科主任部長 戸﨑光宏医師、相良病院特別研究員の村上和香奈医師が『乳がんの個別化検診』に関する取材を受けています。取材記事は、一定期間下記URLからもご確認いただけます。ぜひご覧ください。

【日本女性に多い「高濃度乳房」とは?見逃されやすい乳がんの最新検査を医師が解説】
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9d7324d52e4bc009cee295784e129e745958a4c

【婦人画報2021年11月号 試し読み版】
https://hmc.hearst.co.jp/bookss/fjgh_202111hdhxx/viewer?_ga=2.179107620.1698774530.1634514912-823499106.1634514912


朝日新聞出版が発行する週刊朝日ムック「医学部に入る2022」に、相良病院 放射線科主任部長 戸﨑光宏医師のインタビューが掲載されています。

戸﨑医師は、10月4日から放送中のドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート」の医療監修も務めています。ぜひご覧ください。

週間朝日ムック「医学部に入る2022」
https://publications.asahi.com/news/1623.shtml

↓インタビュー記事はこちらから↓
https://dot.asahi.com/dot/2021092500014.html


血糖コントロールを改善し、
日常生活やがんの治療をサポートします。

乳がんの治療中は手術や化学療法の影響で血糖値が不安定になりやすく、食欲低下や味覚障害による嗜好の変化などが現れることがあります。また糖尿病を合併している乳がん患者さんは、予後の改善のために適切な糖尿病治療を行う必要があります。

そこで当院では、乳がんと糖尿病、どちらの治療もスムーズに進められるように、糖尿病・内分泌内科を開設しました。

糖尿病の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があり、薬物療法には内服治療やインスリンなどの注射薬による治療があります。当院では、糖尿病専門医が患者さんのQOLを大切にしながら、一人ひとりの糖尿病の状態、乳がん等の他の病気の治療内容、生活環境等に合わせて治療を組み立てます。

また、乳腺・甲状腺・緩和ケア科をはじめとした各科と連携し、ホルモン療法に伴う脂肪肝、脂質代謝異常の治療や、下垂体、副腎、副甲状腺などの内分泌疾患の診断・治療も行っています。

対象となる症状・疾患

  • 糖尿病が疑われる方の二次検診
  • 1型・2型糖尿病で、血糖コントロール不良の女性の方
  • 下垂体、副腎、副甲状腺などの内分泌疾患
  • ※男性患者さんは、当院の乳腺・甲状腺・緩和ケア科を受診されている方に限り、診療を行っております。

食事指導が必要な女性のイラスト

糖尿病と乳がんの発症リスクについて


糖尿病では、高インスリン血症、高血糖によって、がんの発症リスクが高くなる可能性が以前から指摘されており、乳がんの発症リスクとの関連も注目されています。糖尿病と乳がん発症リスクの関連については非常に多くの研究報告がなされていて、糖尿病の方は糖尿病ではない方と比べて、おおよそ1.2~1.3倍の乳がん発症率であるとされています。

糖尿病の方の乳がん発症リスクが高いことはほぼ確実です。糖尿病と診断されている方または治療中の方は、定期的に乳がん検診を受けるようにしましょう。

糖尿病の教育入院について

血糖コントロールがうまくいっていない方を対象として、糖尿病治療の調整と病気への理解を深めるため、教育入院を行っています。

約2週間の教育入院では、個々に合わせた治療を進めるとともに、糖尿病の治療に必要な知識の習得にも力を入れています。糖尿病専門医、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士が患者さん一人ひとりに合った食事・運動・薬物療法などを見出し、継続できるように、きめ細やかな個人指導を実践します。

専門家チームによる治療とサポートで血糖コントロールを改善し、合併症の出現・進行を予防しながら、日常生活の質を維持することを目指します。


医療スタッフのイラスト

病診連携の取り組み


当院では、糖尿病教育入院をはじめ、血糖コントロールが困難な方の教育や合併症の評価等を行い、病状が安定した場合は連携するクリニック等へ通院していただく病診連携を重視しています。二次検診等、各種検査にも対応いたします。

ご予約・お問い合わせ

099-224-0489(博愛会 外来予約センター)

受付時間 月~金曜 8:30~17:00
     土曜   8:30~12:00

医療機関の方へ

医療機関からのご紹介・お問い合わせは、地域連携室へお願いいたします。

099‐216‐3360(月曜~金曜  9:00~17:30)

099‐219‐3578


相良病院
〒892-0833  鹿児島市松原町3-31
Tel.099-224-1800 Fax.099-224-3921

さがらパース通りクリニック
〒892-0838  鹿児島市新屋敷町26-13
Tel.099-239-5255 Fax.099-239-5266

外来予約センター

Tel.099-224-0489 

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