体には優しく、精度は高く。
ブレストケアは3Dの時代へ。

マンモグラフィは乳房専用のX線撮影装置です。乳腺が重なり合うことで病変を見逃さないよう、乳房を圧迫し、薄く平らにして検査を行います。小さなしこりや石灰化の発見に特に有用な検査です。

当法人のマンモグラフィ装置は、個々の乳房に合わせて最適な圧迫ができる機能を搭載しており、痛みの軽減と精度の高い診断の両立が可能です。また、さまざまな技術により、被ばく量を最小限に抑えた負担の少ない検査を実現しています。

さらに、当法人ではより明確な画像を提供できるように、人間ドックウェルライフに「3Dマンモグラフィ」を導入しています。


3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)

従来のマンモグラフィはX線を一方向からのみ当て、乳房を平面的(2D)に画像化していましたが、3Dマンモグラフィは多方向から撮影し、収集した複数のデータを立体的(3D)に再構成して表示します。


従来のマンモグラフィ(2D)では乳腺組織と重なって判別しにくかった高濃度乳房などの病変が、3Dマンモグラフィではより明確に診断できるようになりました。画像の描出精度が高く、より正確な診断が可能になるため、病変の見落としや再検査の減少にもつながります。


画像提供:シーメンスヘルスケア株式会社

高濃度乳房(デンスブレスト)について

乳腺濃度

乳房内部の脂肪組織と乳腺組織の分布には個人差があり、乳房に占める乳腺組織の割合を「乳腺濃度」といいます。年齢、妊娠、授乳、閉経などさまざまな要因で、乳腺濃度は変化します。

高濃度乳房

乳腺濃度が高い乳房タイプを「高濃度乳房(デンスブレスト)」と言い、欧米人に比べて日本人などのアジア人女性に多いとされています。マンモグラフィでは脂肪組織は黒く、乳腺組織は白く写ります。また、乳がん・石灰化も白く写るため、高濃度乳房の方はマンモグラフィだけでは乳がんを見つけるのが難しくなります。

乳腺のタイプ

乳房は乳腺濃度によって、下記の4タイプに分類されます。当法人では、乳がん検診結果で乳腺タイプをお知らせしています。
自分に合う検診を受けるためには、自身の乳房のタイプを知ることがとても大切です。


(写真左から)

  • 脂肪性
    乳房はほぼ完全に置き換えられている。病変が撮影範囲に入っていれば検出は容易である。
  • 乳腺散在
    脂肪に置き換えられた乳房内に乳腺実質が散在している。病変の検出は比較的容易である。
  • 不均一高濃度
    乳腺実質内に脂肪が混在し、不均一な濃度を呈する。病変が正常乳腺に隠される危険性がある。
  • 高濃度
    乳腺実質内に脂肪の混在はほとんどなく(いわゆるdense breast)、病変検出率は低い。

高濃度乳房と言われたら?

高濃度乳房は病気ではありませんが、マンモグラフィだけでは病変が見えにくいので、超音波検査との併用検診をおすすめしています。併用することで、より安全で検出率の高い検査が期待できます。

3Dマンモグラフィ検査料金(2022年4月改定)

6,800円(税込)

  • 自覚症状がない方の乳がん検診(自費診療)の料金です。

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099-224-1816

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