2021年12月29日更新

当院では新型コロナウイルス感染症対策を強化しております。

当法人施設の受診・入院までに発熱等の症状がある場合は、下記の「相談・受診・検査の流れ」に沿って、患者さんご自身でかかりつけ医などの医療機関や保健所の受診・相談センターへ相談・受診をお願いいたします。


鹿児島県ホームページ「新型コロナウイルス感染症」

下記の場合、受診・入院予定施設に必ず連絡をお願いたします。

  1. かかりつけ医などの医療機関や保健所の相談・受診センターへ相談や受診をした場合
  2. 受診・入院当日の朝、風邪症状がある場合
  • 発熱等の症状がある方は、受診や入院が延期となる可能性がありますので、早めにご連絡ください。なお、病気による症状の可能性もありますので、判断に迷う場合はご相談ください。
  • 入院当日に発熱等の症状がある方は、PCR検査を行う場合があります。ご協力をお願いいたします。検査結果により、入院・手術日が延期になることがありますので、ご了承ください。

連絡先

・相良病院 代表電話   099‐224‐1800
・相良病院 2階外来  099-210-7621
・相良病院 3階外来  099‐210‐7821
・相良病院 5階ブレストセンター 099‐224‐1810
・さがらパース通りクリニック    099-239 -5255



当院受診・入院を控えた患者様へ20211229


新薬の効果や安全性を調べる治験や様々な臨床試験は患者さんにとって有意義なものでなくてはなりません。臨床研究支援部では、患者さんの人権と安全が守られながら質の高い試験が適正で円滑に行われることを目的とし、治験や臨床試験が法令や指針を正しく遵守したうえで、科学的・論理的に進むような支援を行っています。

さらに、多様な臨床試験や臨床研究がスムーズに行われるための体制作りや試験計画、データ管理に関する支援も行っています。高い倫理性をもって、各専門スタッフがチームとして取り組んでいることが博愛会の特徴であり、連携研究への迅速な対応にも貢献しています。

このような診断・治療・予防に関する様々な研究の推進は、患者さんの予後や生活の質の改善を目的としています。このことから博愛会は、法人全体の医療の質の向上を目的とするMQI(医療の質向上活動)にも積極的に取り組んでいます。

治験・臨床研究について(患者さん向け)

臨床研究センター(医療関係者向け)

臨床研究支援室

臨床研究支援室には、看護師と事務職員が常駐し、臨床研究に参加される患者さんの安全と人権を守り、国が定めたルール(GCP:人を対象とする医学系研究に関する倫理指針)に沿って、科学性や倫理性を確保したうえでスムーズに臨床研究が行えるよう努めています。

治験事務局としての業務

博愛会で実施されるすべての治験の窓口になっているのが「臨床研究支援室」です。治験を行う際には、国が定めたルール(GCP)に沿って治験審査委員会(IRB)を組織し、内容を審議するよう定められています。
また、臨床研究支援室は博愛会の治験審査委員会(IRB)事務局としての機能も兼ね備えています。ここでは具体的に下記の業務を行っています。

  • 治験の申し込みから終了までの事務手続きの窓口業務
  • 治験実施に伴い発生する各種書類の作成・送付・保管
  • 依頼者(製薬会社)によるモニタリング(実施の手順やデータの確認作業)や監査への対応(日程調整・各種必要書類確認)
  • 依頼者・医師・薬剤科・検査科・放射線科・医事課・外来・病棟などの関連部署間の調整
  • 標準業務手順書(SOP)やその他規程の整備
  • 治験審査委員会(IRB)開催手続き
  • 治験審査委員会(IRB)の資料作成・配布・保管、議事録作成
  • 外部治験施設支援機関(SMO)とのやりとりの窓口
  • 治験審査委員会(IRB)とは、治験が科学的・倫理的に行えるよう審議する会で、構成員の職種は多岐に渡っています。また当院と利害関係のない院外の委員、医療専門職以外の委員を入れなければならないなどの細かい規程もあり、原則として毎月1回開催しています。

治験審査委員会 公開用議事録概要

臨床研究審査委員会 公開用議事録概要

治験コーディネーター(CRC)としての業務

治験コーディネーターは治験を安全かつ円滑に行うため、医師および病院の関連部署と依頼者(製薬会社)の間に立ち、連絡調整を行います。また患者さんが治験に参加されてから終了するまで、最も身近な存在として次のような役割を果たします。

  • 被験者(治験に参加される患者さん)のスクリーニング(候補にあがった患者さん・治験をご希望の患者さんが治験に参加できる条件を満たしているかを確認する作業)
  • 医師による説明の補足
  • 診察への立ち会い(患者さんのお気持ちや症状をうかがい、副作用の早期発見・早期対応に努めます)
  • 来院日・検査などのスケジュール管理
  • 治験受け入れに必要な関連部署間の連絡と調整
  • 症例報告書の作成補助

その他にも治験に関するさまざまな支援を行い、製造販売後臨床試験、医師主導臨床試験も実施しています。ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

治験実績

新しい治療薬の開発に参画し、専門病院としての社会的使命を果たす目的のもと積極的に実施しています。特に新しいタイプの分子標的薬の治験が増えており、患者さんの治療選択肢の幅が広がっています。

治験 登録者数



新 規 継 続
2015年 16 31
2016年 5 11
2017年 19 22
2018年 28 22
2019年 19 18
2020年 22 13
2021年 22 18
2022年 19 21
2023年 9 18
2024年 23 29

内容別 登録試験数



抗がん剤 ホルモン剤 分子標的薬 その他
2015年 3 1 19 1
2016年 2 1 22 1
2017年 3 1 23 1
2018年 6 1 24 1
2019年 8 1 21 2
2020年 9 2 19 4
2021年 9 4 20 2
2022年 9 5 15 0
2023年 11 6 14 0
2024年 12 7 12 1

臨床研究の審査一覧



  介入研究 非介入研究
研究の種類 治験 (企業/ 医師主導) 侵襲的 非侵襲的 (軽微な侵襲を含む) 観察研究 調査研究
研究対象 新医薬品/医療機器の開発
GCP/ICH-GCR準拠の医師主導臨床試験
手術・手技など
(臨床研究法適応外の研究)
ケア

食事療法
運動療法
リハビリテーションなど

体外診断機器(画像診断)
体外診断薬等
ヒト試料

血液・尿・体液など

生体情報

カルテ・画像・生理機能検査など

疫学調査
アンケート調査など
指針等 GCP 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
審査委員会 相良病院治験審査委員会(IRB) 社会医療法人博愛会臨床研究審査委員会 社会医療法人博愛会倫理委員会
申請窓口 IRB事務局(臨床研究支援室) 臨床研究審査委員会事務局(臨床研究支援室) 倫理委員会事務局
委員会設置者 相良病院 院長 博愛会 理事長

進行中の治験・医師主導臨床試験・臨床研究

当院で進行中の治験・医師主導臨床試験・臨床研究は、下記のリンクよりご確認いただけます。

進行中の治験・医師主導臨床試験・臨床研究

新規治験申請(治験審査委員会:毎月第1火曜開催)

新規治験のご依頼の場合には、以下の手続きの流れ(PDF)に従い必要書類を作成の上、申請手続きをお願いいたします。

スタッフ紹介



臨床研究支援部 部長 脇 いくみ 日本臨床薬理学会認定CRC(看護師)
臨床研究支援室 岡留 百恵 CRC(看護師)
吉冨 真紗美 日本臨床薬理学会認定CRC(看護師)
三角 知子 日本臨床薬理学会認定CRC(看護師)
田村 悠 CRC(看護師)
麓 美紀 事務局担当
益満 美月 事務局担当

当法人における、登録中・進行中の治験・医師主導臨床試験・臨床研究をご覧いただけます。治験等に参加いただくためには、試験ごとに定められたさまざまな条件を満たす必要があります。

博愛会では、治験・医師主導臨床試験・臨床研究のスムーズな実施を支援するため「臨床研究支援室」を設置しております。まずはご相談ください。

臨床研究支援室

相良病院での「治験実績」「医師主導臨床研究」「学会論文」の実績、「種類別 登録試験数」



治験 -進行中試験 公開用試験名-


2025年8月19日更新
※日付はIRB承認日



日本イーライリリー 日本イーライリリー株式会社の依頼によるLY3848575 の第Ⅱ相試験 登録中 2025/7/2
MSD 切除不能又は転移性トリプルネガティブ乳癌( PD-L1 CPS 10 未満)に対する一次治療としての、 MK-2870(sac-TMT )の単独療法及び MK-3475 (ペムブロリズマブ)との併用療法を、治験担当医師が選択した治療と比較する第Ⅲ相試験 登録中 2025/6/4
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼によるHR陽性、HER2 陰性の進行乳癌患者を対象としたsaruparib(AZD5305)+カミゼストラントの第Ⅲ相試験 登録中 2025/2/5
新日本科学PPD(Jazz) HER2 陽性の転移性乳癌患者を対象とした医師が選択した化学療法の併用下でのzanidatamab 又はトラスツズマブの有効性及び安全性を比較評価する無作為化非盲検多施設共同第 III 相試験 登録中 2024/12/4
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼による第 Ib/III 相試験 登録中 2024/12/4
MSD HR+/HER2-転移性乳癌におけるMK-2870の単剤又はペムブロリズマブとの併用の第Ⅲ相試験 登録中 2024/11/8
MSD 病理学的完全奏効を達成していないトリプルネガティブ乳癌患者を対象にMK-2870+ペムブロリズマブを治験担当医師選択治療と比較する第Ⅲ相試験 登録中 2024/10/2
一般社団法人CSPOR-BC 遺伝子 HSD17B4 高メチル化を有するHER2 陽性 ER 陰性乳癌における非手術療法の有用性を評価する前向き試験 登録中 2024/6/5
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼による乳がん患者を対象とした AZD9833 の第Ⅲ相試験(CAMBRIA-2) 登録中 2024/3/6
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼による乳がん患者を対象としたAZD9833の第Ⅲ相試験(CAMBRIA-1) 登録終了 2024/1/17
日本イーライリリー 日本イーライリリー株式会社の依頼による早期乳癌患者を対象とした第Ⅲ相試験 (EMBER-4) 登録中 2023/3/20
ギリアド・
サイエンシズ
ギリアド・サイエンシズ株式会社の依頼によるPD-L1陰性で未治療の手術不能な局所進行又は転移性トリプルネガティブ乳癌を有する、若しくはPD-L1陽性で早期段階での抗PD-(L)1抗体薬の前治療歴を有する患者を対象としたSacituzumab Govitecanの第Ⅲ相試験 登録終了 2023/2/20
ファイザー ファイザー株式会社の依頼によるER陽性/HER2陰性の進行乳癌患者に、ARV-471またはフルベストラントを投与する第3相試験(VERITAC-2) 登録終了 2023/1/23
第一三共 第一三共株式会社の依頼によるPD-1/PD-L1阻害剤治療の候補とならない局所再発手術不能又は転移性トリプルネガティブ乳癌患者を対象としたDatopotamab Deruxtecan(Dato-DXd,DS-1062a)の第Ⅲ相試験 登録終了 2022/6/20
日本イーライリリー 日本イーライリリー株式会社の依頼による第Ⅲ相試験 登録終了 2021/12/20
第一三共 第一三共株式会社の依頼による乳癌を対象としたトラスツズマブ デルクステカンの第Ⅲ相試験(DESTINY-Breast09) 登録終了 2021/11/22
中外製薬 中外製薬株式会社の依頼による早期乳癌患者を対象としたGDC-9545(Giredestrant)の第Ⅲ相試験 登録終了 2021/10/18
パレクセル・
インターナショナル
Seagen Inc.株式会社の依頼によるMK-7119の第Ⅱ相試験 登録終了 2021/6/21
パレクセル・
インターナショナル
切除不能局所進行性又は転移性HER2陽性乳癌患者を対象として、tucatinib+アドトラスツズマブエムタンシン(T-DM1)併用療法と、プラセボ+T-DM1併用療法とを比較する無作為化、二重盲検、第3相試験(HER2CLIMB-02) 登録終了 2020/12/18
第一三共 第一三共株式会社の依頼による乳癌を対象としたDS8201a(trastuzumab deruxtecan)の第Ⅲ相試験(U305) 登録終了 2020/12/18
第一三共 第一三共株式会社の依頼による乳癌を対象としたトラスツズマブ デルクステカンの第Ⅲ相試験 登録終了 2020/11/20
中外製薬 中外製薬株式会社の依頼による乳癌患者を対象としたGDC-9545の第Ⅲ相試験 登録終了 2020/9/10
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼による乳がんを対象としたAZD5363,ZD9238の第Ⅲ相試験 登録終了 2020/5/14
日本イーライリリー 日本イーライリリー株式会社の依頼による早期乳癌患者を対象とした第Ⅲ相試験 登録終了 2017/10/16
MSD トリプルネガティブ乳癌(TNBC)を対象とした術前補助療法としてMK-3475及び化学療法併用投与とプラセボ及び化学療法併用投与の比較並びに術後補助療法としてMK-3475の単独投与とプラセボの単独投与を比較する二重盲検、無作為化、第Ⅲ相試験(KEYNOTE-522) 登録終了 2017/3/13
アストラゼネカ アストラゼネカ株式会社の依頼による原発性乳癌患者を対象としたAZD2281の第Ⅲ相試験 登録終了 2014/8/5

医師主導臨床試験

2025年8月19日更新
※日付は、臨床研究審査委員会承認日
※治験審査委員会で審査の試験のみ



公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター PRO-MOTE試験 切除不能進行がんおよび転移・再発固形がん患者に対するElectronic Patient-Reported Outcome(ePRO)モニタリングの有用性を検証する多施設共同非盲検ランダム化比較試験 登録終了 2021/11/22
日本臨床腫瘍研究グループ
JCOG乳癌グループ
JCOG1204-A1 cTDNAによる乳癌再発の早期検出に関する探索的研究(JCOG1204の付随研究) 登録終了 2020/7/9
JCOG1505 エストロゲン受容体陽性・低リスク非浸潤性乳癌に対する非切除+内分泌療法の有用性に関する単群検証的試験(JCOG1505,LORETTA trial) 登録終了 2018/2/13
JCOG1505
バイオバンク
JCOG-バイオバンク・ジャパン連携バイオバンク(JCOG1505付随) 2018/2/13
一般社団法人JBCRG JBCRG-M06(EMERALD) HER2陽性進行・再発乳癌におけるトラスツズマブ、ペルツズマブ、タキサン併用療法とトラスツズマブ、ペルツズマブ、エリブリン併用療法を比較検討する第Ⅲ相試験 登録終了 2017/10/16
一般社団法人CSPOR-BC RESQ HER2陰性転移・再発乳がん患者を対象にエリブリンとS1のhealth-related quality of life(HRQoL)を比較するランダム化第Ⅲ相試験 登録終了 2016/11/16
International Breast Cancer Study Group
(IBCSG)
POSITIVE 妊娠を希望するホルモン療法感受性乳癌の若年女性における妊娠転帰及びホルモン療法中断の安全性を評価する試験 登録終了 2016/4/11
日本臨床腫瘍研究グループ
JCOG乳癌グループ
JCOG1017-A1 StageⅣ乳癌に対する原発巣切除が血中循環乳癌細胞に及ぼす影響に関する研究(JCOG1017の付随研究) 登録終了 2015/9/14
JCOG1204 再発高リスク乳癌術後患者の評価的フォローアップとインテンシブフォローアップの比較第Ⅲ相試験 登録終了 2013/12/17
JCOGバイオバンクプロジェクト
JCOG1017(PRIM-BC) 薬物療法非抵抗性StageⅣ乳癌に対する原発巣切除の意義(原発巣切除なし versusあり)に関するランダム化比較試験 登録終了 2013/7/22
JCOGバイオバンクプロジェクト 登録終了 2014/2/17

臨床研究および情報公開(オプトアウト)について

下記の人を対象とする医学系研究におきまして、診療情報を利用させていただくことがあります。

博愛会では「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、対象となる患者様から直接同意をいただく代わりに、研究についての情報を公開し、患者様(ご家族を含む)が拒否できる機会を保障します。

ご自身(ご家族を含む)の診療情報を研究に使用してほしくない場合は、添付のPDF(臨床研究登録_不同意通知書)を印刷し、必要事項をご記入の上、医療情報部 診療録管理課宛てにご送付ください。なお、研究に使用してほしくない等の申し出を行うことを理由に、診療で不利益を受けることはありません。

臨床研究登録_不同意通知書(PDF)

臨床研究

2025年9月5日更新
※日付は倫理委員会承認日



BRCA遺伝学的検査に関するデータベースの作成 川野純子 2019/3/19
乳腺腫瘍の統合的病理・遺伝子診断システムの開発 相良安昭 2019/5/21
生殖細胞系列BRCA1/2変異を持つ日本人乳がん患者のセカンドヒットパターンと臨床的特徴への影響についての多施設後ろ向き観察研究
調査研究についてのお知らせ(PDF)
川野純子 2020/11/4
トリプルネガティブ乳癌における主要組織適合性複合体(Major Histocompatibility Complex; MHC)class Ⅰ発現と腫瘍免疫に関する臨床病理学的検索
調査研究についてのお知らせ(PDF)
権藤なおみ 2021/10/5
乳がん化学療法に伴う心機能障害に関する研究)
調査研究についてのお知らせ(PDF)
権藤なおみ 2022/6/28
乳がんPD-L1検査における診断再現性の検討
調査研究についてのお知らせ(PDF)
大井恭代 2022/7/20
保険診療で施工されるがんゲノムプロファイリング検査を基にがんゲノムデータベースを構築し、同検査の病理診断的および治療選択における有用性を評価する研究
臨床研究についてのお知らせ①(PDF)
金光秀一 2022/8/8
cT3-4a-cN0M0乳癌に対する腋窩リンパ節の手術方法が予後に与える影響を検証する多機関共同後方視的観察研究
臨床研究についてのお知らせ②(PDF)
相良安昭 2022/8/8
ホルモン受容体陽性HER2陰性乳癌局所領域再発の予後を評価する後方視的研究
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
相良安昭 2022/9/15
TILs 超音波画像による乳がん術前化学療法の治療効果予測の検討
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
持冨ゆかり 2022/12/28
原発性乳癌pT1b以下の症例における予後予測因子の検討
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
藤木義敬 2023/1/12
「針生検にて非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ)と診断された症例の臨床病理学的検討」の追跡調査
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
相良安昭 2023/1/19
がん支持療法としての口腔機能管理の有効性の検討
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
濵田倫史 2023/2/13
日本のリアルワールドデータを用いた進行・再発乳癌に対するオラパリブ治療の検討(JBCRG-C09:OPTIMAL study)
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
相良安昭 2023/3/29
JBCRG-ABCD project「進行・再発乳癌データベースプロジェクト(Advanced Breast Cancer Database Project)」 相良安昭 2023/4/14
ホルモン受容体陽性HER2陰性進行転移乳癌におけるCDK4/6阻害薬による治療実態に関する多機関共同研究 相良安昭 2023/8/1
HER2陽性の高齢者原発性乳がんに対する術後補助療法における多遺伝子アッセイを使用した観察研究実施計画書 権藤なおみ 2023/9/6
乳腺動脈石灰化と心機能および癌治療関連心機能障害の関連についての研究 相良安昭 2023/9/6
女性における心血管病のリスク~新しい評価法への挑戦
~Risk of Cardiovascular disease in woman~Challenge of new assessing methods methods~
臨床研究についてのお知らせ(PDF)
相良安昭 2023/11/21
乳癌の形態を分類する研究 大井恭代 2024/1/9
相良病院における乳がんの治療に関する後方視的観察研究 相良安昭 2024/4/11
乳房部分切除後の局所治療の標準化に向けた多施設後ろ向き研究(乳癌学会班研究 2023-2024) 相良安昭 2024/5/27
リンパ管関連疾患における画像及び臨床・手術・病理所見に関する後ろ向き観察研究 坂井勇仁 2024/619
卵巣がん・乳がん(TNBC)におけるRB1遺伝子変異およびタンパク発現の生物学的意義を検証する観察研究 金光秀一 2024/7/29
マンモグラフィにおける乳がん検出のための人工知能におけるFathomX FxMammoシステムの使用経験 佐々木道郎 2024/9/2
乳癌のマイクロRNAの発現と標的遺伝子の検討 満枝怜子 2024/10/15
乳房再建における画像及び臨床・手術・病理所見に関する後ろ向き観察研究 柳瀬桜子 2024/11/14
男性乳がんの臨床病理学的特徴と予後因子についての多機関共同後ろ向き研究(OASIS MaleBC) 相良安昭 2024/11/8
ホルモン陽性、HER2陰性転移・再発乳がんにおけるサイクリン依存性キナーゼ(CDK4/6)阻害剤の多施設リアルワールドデータの分析 権藤なおみ 2025/3/3
がん支持療法としての口腔機能管理の有効性の検討 濵田倫史 2025/3/19
NCD-BCRを用いた乳癌術後予後予測モデルの構築と検証を目的とした研究プロトコル 相良安昭 2025/3/19
マネージメントを見据えた乳房超音波精査診断フローチャート案作成 相良安昭 2025/5/27
ペグフィルグラスチム投与の有無によるAC療法後副作用出現状況に関する後方視的研究 柿本智広 2025/6/13
転移再発乳癌におけるACPの現状と未実施の臨床的・社会的背景について 味八木寿子 2025/6/17
PET/MRIを用いた腋窩リンパ節転移診断の検討 佐々木道郎 2025/7/4
乳房PET/MR画像に基づくhabitat imagingによる乳がんサブタイプと治療反応性の予測に関する研究 大迫俊一 2025/8/15
間質性肺疾患の既往があるHER2陽性、低発現の進行再発乳癌患者におけるT-DXd投与の後ろ向きコホート研究【 ASSURE-BC 】 太良哲彦 2025/7/16
BRCA1/2病的バリアントを有する乳癌患者における包括的解析とリスク低減乳房切除術の選択に有用な意思決定支援ガイドの開発 川野純子 2025/8/18
嚢胞内腫瘤の超音波所見の検討 原口織歌 2025/8/1

治療の選択肢を広げるため、
治験・臨床研究を推進しています。

治験は、より良い治療薬の開発や海外承認薬の国内への導入に欠かせない意義のあるものです。またその一方で参加される患者さんの安全も守らなければなりません。博愛会では、豊富な症例数をもとに、患者さんの安全を第一に考え、次世代の乳がん治療薬の開発に積極的に参画しています。
また、新たな治療法を確立するために全国の臨床研究グループに参加し、患者さんにより良い治療を提供できるように臨床研究に取り組んでいます。

臨床研究支援室
進行中の「治験」「医師主導臨床試験」「臨床研究」

臨床研究と治験について

臨床研究とは、病気の原因や病態の解明、診断方法、新たな治療方法や治療薬、医療機器の開発など、患者さんの生活の質(QOL)向上を目的として、人に対して行う医学研究です。
臨床研究のうち、治療薬、医療機器や看護ケア、生活指導、栄養指導、食事療法、作業療法などの介入を行い、その治療方法や診断方法、予防方法の効果(有効性や安全性)を調べる研究を「臨床試験」といいます。特に新しい医薬品や医療機器に対して、国(厚生労働省)の承認を得て一般診療で使用(保険適応)できるようにするために行う臨床試験のことを「治験」といいます。


博愛会では、それぞれの臨床研究について世界医師会が制定した「ヘルシンキ宣言」や厚生労働省が制定した「臨床研究に関する倫理指針」など規則を遵守して、外部委員を含む倫理審査委員会において厳密な倫理審査を行い、承認を得られた研究のみが実施されています。

治験の流れ


医師主導臨床試験について

治験が新薬の開発を目的として行われるのに対し、既に厚生労働省が認可した医薬品を用いて、より良い治療法の探索を目的として、薬の使用法や組み合わせの検討などを行う試験を「医師主導臨床試験(自主研究)」と呼びます。

博愛会では、専門病院の使命として、今後の乳がん治療の発展に寄与するべく、数多くの多施設共同臨床試験に参加しています。

治験・臨床研究への参加について

患者さんご自身あるいは将来の患者さんに役立つ成果を得るためには、貴重な診療情報を活用し、臨床研究を行う必要があります。担当医や研究担当者から臨床研究への参加をお願いすることがあるかもしれません。

内容をしっかりとご説明した後、十分に考える時間をとり、ご自身の意思で参加するかどうかを決めていただくことができます。その際、わからない点、不安なことなどについて、治験コーディネーター(CRC)がご相談を承ります。

ご協力いただく皆様の安全を第一に、臨床研究を進めてまいります。ぜひともご理解とご協力をたまわりますよう、お願い申し上げます。


治験Q&A

治験について、よくある質問をまとめました。
また、臨床試験の正しい基礎知識をまとめた情報サイトをご紹介いたします。
治験・臨床試験についてより詳しくお知りになりたい方は、ご一読ください。

治験Q&A(PDF)

進行中の治験・臨床研究

当院で進行中の治験・臨床研究は、下記リンクよりご確認いただけます。

相良病院で進行中の「治験」「医師主導臨床試験」「臨床研究」

治験・臨床試験に関する相談窓口

治験や臨床試験に関するご相談・お問い合わせは、臨床研究支援室へお願いいたします。
臨床研究支援室の詳細は、下記のリンクからご確認いただけます。

臨床研究支援室

099‐224‐1800(相良病院 代表)


博愛会では、新薬の開発に必要な臨床試験「治験」、人(患者や健康な人)を対象とした治療を兼ねた試験「医師主導臨床試験」を行うため『臨床研究センター』を設置しています。

当センターは、臨床研究を通じて新たな診断法や治療、適切なケアなどを確立することを目的とした組織です。臨床研究が倫理的に行われ、患者さんの不利益とならないように、専任研究員及び研究支援の為の人員を配して組織的に統括、管理しています。

2017年8月31日付けで、文部科学省より科学研究費補助金取扱い規程第2条に規定する研究機関(科研費研究機関番号:97701)として指定を受け、臨床研究センター研究員は、各省の科学研究費の申請や各種研究寄付を受け入れることも可能となりました。

新規薬剤開発治験や医師主導臨床試験に加えて、アカデミアや企業との共同研究を積極的に行い、がんの治療や診断、ケアの改善のための研究開発に努めてまいります。

当院で実施している臨床研究

当院で実施している進行中の治験・医師主導臨床試験・臨床研究を以下に掲載しております。詳細は下記のリンクよりご確認ください。

進行中の「治験」「医師主導臨床試験」「臨床研究」

治験を依頼される企業・関係者の方へ

当法人で実施されるすべての治験の窓口となっているのが、「臨床研究支援室」です。新規治験のご依頼、ご相談は、臨床研究支援室へご連絡ください。

臨床研究支援室

099‐224‐1800(相良病院 代表)

公的研究費の適正な運営・管理に関する規程一覧

社会医療法人博愛会(臨床研究センター)は、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)2007年2月15日文部科学大臣決定・2014年2月18日改正)」に基づき、学術研究の信頼性及び公平性を確保するとともに、研究活動を行う機関として社会的責任を果たすため、公的研究費(文部科学省等の公的資金配分機関が研究機関に配分する競争的資金等をいう。)の適正な管理及び管理の基盤となる環境及び体制を絶えず見直し、学術研究を通して地域社会の充実及び発展に貢献できるよう努めてまいります。

規程一覧


相良病院
〒892-0833  鹿児島市松原町3-31
Tel.099-224-1800 Fax.099-224-3921

さがらパース通りクリニック
〒892-0838  鹿児島市新屋敷町26-13
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