最も見晴らしのいい場所に
患者さんのためのスペースがあります。

相良病院11階のカドルハウスは、がん治療中の患者さんとご家族をサポートする場所です。カドル(cuddle)には、「優しく抱きしめる・寄り添う」「心と体を落ち着かせる」という意味があります。

自然の風を感じる空中庭園、錦江湾・桜島・遠くに開聞岳を望む美しい眺望が広がる空間で、ゆったりと景色を眺めたり、ライブラリーにある本を読んだりすることができます。

経験を積んだ医療者にこれからの治療や暮らしの気がかりを相談したり、乳がん体験者の話を聞いたり、患者さん同士で語り合うこともできます。治療と生活に役立つプログラムも無料で開催しております。どうぞお気軽にご利用ください。

  • 感染対策のため、入室時はマスクの着用と手洗い・手指消毒にご協力をよろしくお願いいたします。
  • 外来患者さんやご家族の方もご利用いただけます。エレベーターで11階へお越しください。
  • 電話・メールによるご相談にも対応しております。




カドルハウスでできること


自分の気持ちを打ち明けること

経験を積んだ医療者があなたのお話をよくお伺いし、一緒に考えるお手伝いをいたします。原則、予約は不要で、費用のご負担もありません。

リラックスして過ごすこと

本を読んだり、庭や景色を眺めたりと、静かに時を過ごすことができます。窓からは桜島と錦江湾の眺望も楽しめます。

病気や暮らしについて学ぶこと

治療、食、医療者と患者さん同士の語り合いなど、がんと共に生きることをサポートするグループプログラムを提供いたします。

パンフレット

患者さんやご家族向けのパンフレットを配布しております。下記のリンクからもご覧いただけます。

パンフレット(A4三つ折り・PDFデータ)はこちら


サポートプログラム


治療や暮らしのヒントを提供したり、患者さん同士の交流をサポートするグループプログラムを提供しています。


  • 「癒しのヨガ」「癒しのアロマセラピー」「ネイルケア」「ホワイトニングセミナー」は、入院患者さん限定のプログラムです。
  • その他のプログラムは、外来患者さんもご参加いただけます。

アピアランスセンター

がんの治療による外見の変化に対処し、自分らしく日常生活を送れるようにサポートする「アピアランスセンター」を併設しています。治療の前の段階から、アドバイスを受けられます。
アピアランスセンターについて詳しくはこちら


ライブラリー(患者図書室)


カドルハウスの中には、患者さん向けのライブラリーが併設されています。病気や治療などの情報を得て、理解を深めることにより、前向きに予防や治療に取り組むことができます。
ライブラリーについて詳しくはこちら

乳がん体験者の会「リボンズクラブ」

相良病院には、乳がんを体験された方が共に支えあう「リボンズクラブ」があります。

リボンズクラブについて詳細はこちらから

グリーフケアの集い

がんで大切な人を亡くされた方々の集いの会です。時を経てもなお募る悲しみや寂しさ、やり場のない想いなど、誰かに聞いてほしい気持ち、ほかの人はどうしているのだろうと聞いてみたい気持ちはありませんか?

同じような体験をされた方同士が、ありのままの気持ちを語り合い、お互いに支え合える場となることを願い、およそ2ヵ月に1回の頻度で継続しています。医療スタッフがお迎えいたしますので、どうぞお気軽にご参加ください。


お問い合わせ

カドルハウス(相良病院11階)

099-208-0035

開室日時:月~金曜 10:00~16:00
休室日 :土曜・日曜・祝日


治療中も自分らしく社会とつながるために、
「アピアランス(外見)ケア」という選択肢があります。

がんの治療の過程では外見に変化が生じることがあります。例えば、手術による傷跡、頭髪・眉・まつ毛などの脱毛、肌色・爪の変化などです。

2人に1人ががんになる時代、治療中も地域や社会ともつながりを持ちながら、生活を続ける人がほとんどです。しかし、外見の変化から「他人にがんだと気づかれないか」などの思いが強くなると、外出や人との交流を避けたり、人間関係や仕事、学業に支障をきたすこともあります。

外見をどう見せるかは快適に生活するための手段のひとつであり、その人らしさや個人の尊厳にもつながります。だからこそ、がんの治療中の外見の変化に対するケアは、とても重要であると私たちは考えています。

相良病院11階のアピアランスセンターは、がんの治療による外見の変化に対処し、自分らしく日常生活を送れるようにサポートする場です。院内患者さんはもちろん、院外からお越しの方もご利用いただけます。お気軽にご相談ください。



アピアランスセンター


カドルハウスに併設されたアピアランスセンターは、化学療法中に使える帽子や乳がん術後・再建後の補正用品、肌・爪のケア用品などを自由に見て試すことができる場です。

女性スタッフが術後の傷跡などを考慮して下着選びのアドバイスを行うなど、一人ひとり丁寧にお話をお伺いしながら、治療中も快適に過ごせるようサポートしています。

治療をはじめる前の段階から外見の変化に対するご相談に応じておりますので、お気軽にご連絡ください。


相良病院11階カドルハウス内にあります

セルフケアをお試しいただけます


試着スペースも設けています


展示商品の購入も可能です


アピアランスケア教室


治療中の髪・肌・爪・眉毛・まつ毛などのケアのポイントを学べる「アピアランスケア教室」を随時行っております。

外来の方やご家族も参加可能なグループプログラムと、入院患者さん向けの個別教室をそれぞれ実施しています。参加をご希望の方は、病棟・外来またはアピアランスセンターへお尋ねください。



抗がん剤治療中のスキンケアとメイク


化学療法中も自分らしさを大切に過ごせるように、美容ジャーナリストの山崎多賀子さんの監修によるオリジナルパンフレットを作成・配布しています。

乾燥しがちな治療中のスキンケアのポイントや、脱毛中の眉の描き方、元気に見えるメイクのコツをわかりやすく紹介しています。

ご希望の方は、スタッフにお声かけください。



スヴェンソン さがらヘアケアステーション


医療用ウィッグに定評のある「スヴェンソン」が、カウンセリングからアフターケアまでトータルサポート。化学療法による脱毛への備えやウィッグの選び方、頭皮ケアなどについて、毛髪の専門資格を持つスタッフがアドバイスいたします。

サロンの特徴

  • 美容師免許を持つスタッフがサロンに常駐。ウィッグを、ご希望のヘアスタイルへと仕上げていきます。
  • 個室の美容スペースを設けていますので、周囲を気にせず治療前・後の地毛のカットや治療中でもできる頭皮ケアメニューなど髪が回復されるまでアドバイスをしております。

サービスの特徴

  • ウィッグは装着してみるのが大切。着け心地など試着体験をしていただけます。
  • 治療中、治療後の髪の変化に合わせたウィッグのサイズ調整をいつでも無料で行い、メンテナンスなど丁寧にアフタフォローをいたします。

頭皮・頭髪のケアに関する不安・疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。




鹿児島県がん患者アピアランスケア支援事業


鹿児島県では、がん治療に伴う外見の変化による精神的負担を和らげるために、がん患者さんが購入した医療用ウィッグ等や乳房(胸部)補整具の購入費用の一部を助成する市町村に対して、その経費の一部を助成する制度があります。

鹿児島県ホームページに、対象者や対象経費、実施市町村一覧が掲載されています。詳細はお住まいの市町村へ直接お問い合わせください。

鹿児島県 がん患者アピアランスケア支援事業


お問い合わせ


アピアランスセンター

099-222-7116(内線:1054)

受付時間 月~金曜 10:00~12:00、13:00~16:00
定休日  土曜、日曜、祝日

スヴェンソン ヘアケアステーション

099-219-1347

受付時間 月~金曜 9:00~17:00
※相談時は、事前のご予約をお願いいたします。
定休日 土曜、日曜、祝日
https://ladys.svenson.co.jp/salon/kagoshima/


患者さんやご家族のより良い生活をかなえるため、
がんサバイバーシップを支える体制を整えています。

がんと診断された患者さんやご家族の方は、治療を続けたり、生活をしていくなかで、さまざまな課題に直面することがあります。

博愛会では、がんになっても安心・納得して治療を受け、自分らしい生活が送れるように、共に協力し、支援する体制を整えています。

患者さんはもちろん、ご家族の方も決して一人で悩まずに、医師や看護師などにご相談ください。必要なサポートを一緒に考えてまいります。


患者さんへのお知らせ(新着情報)
アクセス・駐車場について


博愛会のサポート施設


  • がん相談支援センター
    診断から治療、療養生活全般にわたって、がんに関するさまざまなご相談をお受けしています。不安なとき、困ったときはまずご相談ください。
  • アピアランスセンター
    がん治療に伴う外見の変化(髪・肌・爪・傷あと等)に対処する方法や、術前・術後のボディケア用品をご紹介いたします。
  • カドルハウス
    桜島と錦江湾をのぞむ環境で、気持ちをリフレッシュしたり、自分の力を取り戻すためのサポートを受けることができます。
  • ライブラリー
    病気や治療を学び、生活のヒントを提供する書籍をそろえた患者さんのためのライブラリーを相良病院11階カドルハウス内に開設しています。
  • トモニワカフェ
    外来患者さんやお付き添いの方にご利用いただけるカフェです。パース通りに面した緑豊かな空間で、お食事やお飲み物を提供しています。




博愛会で受けられるさまざまな支援


  • 乳がん集中講座
    乳がんと上手に付き合い、心にゆとりを持って日々を過ごせるようになることを願い、年間を通して参加費無料の学習会を企画開催しています。
  • 子どものケア(チャイルド・サポート)
    がん治療中の親をもつお子さん(小学生)を対象としたサポートプログラムを定期的に実施しています。
  • リボンズクラブ 患者サロン
    乳がん患者さんやご家族が、悩みや不安・体験・生活上の悩みなどを語り合えるサロンを開催しています。乳がん体験者のピアサポーターが中心に運営しています。
  • アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
    患者さんの思いを⼤切にしながら治療や療養⽣活に関する意思決定を⽀援するためにアドバンス・ケア・プランニング(ACP)をすすめています。
  • 若年性(AYA世代)乳がん患者さんのサポート
  • AYA世代の乳がん患者さん等の妊孕性温存の支援
  • グリーフケア

心理士によるカウンセリングのご案内


乳がん患者さんのためのサポートプログラム


「癒しのヨガ」「癒しのアロマセラピー」「ネイルケア」「ホワイトニングセミナー」は、入院患者さん限定のプログラムです。
その他のプログラムは、外来患者さんもご参加いただけます。

リボンズクラブについて

相良病院には、乳がんを体験された方々が共に支え合う「リボンズクラブ」があります。
ピアサポーターと医療者が協力しあいながら、患者サロンも行っています。

リボンズクラブについて詳細はこちらから


新型コロナウイルス感染症の流行により、通院が困難な患者さんに対して、電話診療による処方箋発行を行っております。電話診療は、ご本人が希望され、医師が可能と判断した場合に限り対応しております。

なお、この対応は新型コロナウイルス感染症の流行に伴う臨時的な措置であり、今後、変更や予告なく終了する可能性があることをご了承ください。

対象となる患者さん

甲状腺科、乳腺外科(乳がんの術後治療等)を定期的に受診されている患者さんのうち、医師が電話での処方に危険性がないと判断した方

電話再診の流れ

電話診察受付について

  1. 診察券をご準備のうえ、該当する診療科外来(甲状腺科:099-210-7621、乳腺科:099-210-7821)へご連絡いただき、「電話再診(処方箋発行)を希望する」旨をお伝えください。
  2. 看護師が残薬の量や症状の有無をお電話にて確認いたします。
  3. 医師が電話再診による処方の可否判断を行い、看護師から診察日時等を折り返し連絡いたします。

電話診察当日について

  1. 当院よりお電話いたします。予約日時に確実に電話に出られるようにお願いいたします。診療状況によりお時間が前後する場合もございますので、あらかじめご了承ください。
  2. 電話再診終了後、担当医師が処方箋を発行し、当院からかかりつけ調剤薬局へ処方箋をFAX送信します。
  3. 患者さんまたはご家族は、電話診察当日中にかかりつけ調剤薬局にてお薬をお受け取りください。
  • 処方箋が発行できない場合もございますので、ご了承ください。
  • 処方できるお薬の量は1ヶ月分とさせていただきます。

お支払いについて

会計(診察料及び処方箋料等)は通常どおり発生します。次回受診時にご精算ください。

お問い合わせ

相良病院 2階外来(甲状腺科)

099-210-7621

相良病院 3階外来(乳腺外科)

099-210-7821

受付時間    14:00-17:30

  • 土日・祝日及び時間外の受付は行っておりません。

相良病院
〒892-0833  鹿児島市松原町3-31
Tel.099-224-1800 Fax.099-224-3921

さがらパース通りクリニック
〒892-0838  鹿児島市新屋敷町26-13
Tel.099-239-5255 Fax.099-239-5266

外来予約センター

Tel.099-224-0489 

[受付時間]月〜金曜日 8:30〜17:00 土曜日 8:30〜12:00